amazonに学ぶリーダシップ

書籍

やっほ〜!やまひこです。

今回は「アマゾンのすごいルール」(宝島社)からリーダシップについて考えてみます。

amazonといえば世界有数の大企業ですね。

今やamazon無しでの生活が考えられないほど利用している方も多いのではないでしょうか。

アマゾンジャパンの立ち上げメンバーで15年勤めた著者による本書ですが、

amazonの理念やビジネスモデル・仕事術まで具体的なエピソードを交えて紹介されています。

説得力・臨場感が抜群です。

本書のおもしろさ

最初から最後まで、さすがamazon!と感心させられるとともに学びがあり

278ページの本書を一気に読めてしまいました。

この本のおもしろさは

  • amazonで15年過ごした著者のリアルな体験談が書いてある
  • ジェフ・ベゾスと何度も直接対話しているエピソードから凄さが伝わる
  • 細かいルール(ピザ2枚ルール等)がいくつも紹介されているが、その全てが合理的でamazonの考え方がわかる
  • 採用や人事評価の考え方からも「だから急成長したのか」と納得感がある

ところにあります。

ビジネスや自分を成長させたい人・マネジメントに悩む人に非常におすすめです。

リーダシップ

全章を通じて興味深く読めましたが、特におもしろかったのはリーダシップの章です。

リーダとは

リーダとは役割や役職ではなく現状を大きく飛び越えて、その組織を引っ張り上げる人。その生き方やあり方・・・と著者は定義しています。

つまり、部下がいる「上司」という立場ではなく全ての社員ということです。

この考え方は確かに納得です。

14ヶ条のリーダシップ理念(Our Leadership Principles)

amazonには14ヶ条のリーダシップ理念(Our Leadership Principles)があります。

  1. 顧客へのこだわり
  2. オーナーシップ
  3. 創造と単純化
  4. 多くの場合正しい
  5. 学び、そして興味を持つ
  6. ベストな人材を確保し、育てる
  7. 常に高い目標を掲げる
  8. 広い視野で考える
  9. とにかく行動する
  10. 質素倹約
  11. 人々から信頼を得る
  12. より深く考える
  13. 意見をもち、議論を交わし、納得したら力を注ぐ
  14. 結果を出す

amazoではこの14ヶ条が評価の軸であり、常にこれを意識した言動が求められます。

非常に求められることが多いですね。

注目すべきはオーナーシップ

私が注目したいのはオーナーシップが2番目にくることです。

つまり、ビジネスオーナーの視点を持てということですね。

「自分が楽をするため」や「短期的な結果を出すため」に行動するのではなく

ビジネスオーナーとしての視点で考えて動け、と言われているのです。

「主体性」「当事者意識」「自分事化」といった言葉はよく掲げられているのを目にします。

これらの言葉と同じ方向性ですが、「オーナーシップ」は自分がビジネスを保有しているという

視点なので本気度が全然違いますね。

「主体性」や「当事者意識」という言葉ではなく

「オーナーシップ」という言葉でより強いメッセージで本気で考えろと訴えているんですね。

人も組織も圧倒的なスピードで成長しているのも当然だな、と頷けます。

14ヶ条の中でも顧客あっての商売である以上1番目に「顧客」と来るのは当然と言えます。

2番目に「オーナーシップ」を入れるのはそれだけ重要視しているからですね。

ビジネスオーナーとしての視点からで考えるからこそ

より強力に、リーダ(現状を大きく飛び越えて組織を引っ張り上げる人)になれるんですね。

”評論家”は最低評価という健全さ

さらに注目したいのはamazonでは評論家は最低評価されるというのです。

人の失敗の指摘ばかりする人・口だけの人はどんな組織でも役には立ちません。

「オーナーシップ」と対極にいる評論家を最低評価にするというのは

極めて健全な組織と言えます。

評論家ではなくオーナーシップがある人を目指したいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「アマゾンのすごいルール」(宝島社)から特にリーダシップについて考えてみました。

その中で特に注目したのはamazonが社員に「オーナーシップ」を求めているという点です。

気になった方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。

ではまた!

書籍
スポンサーリンク
yamahikoをフォローする
東大卒エンジニアやまひこ やっほ~山小屋

コメント

タイトルとURLをコピーしました