小学生は勉強すべきか 東大卒エンジニアが教える

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やっほ〜!やまひこです。今回は小学生はどれくらい勉強すべきかということについてお伝えします。小学校中学校は地元の公立校、高校は地方の公立高校から東大に現役合格し現在は某メーカ技術員として研究開発に携わっている私が、

  • 小学生はどれくらい勉強すべきか
  • 塾は行ったほうがいいか
  • 中学お受験はやった方がいいか

にお答えします。

やまひこ
やまひこ

小学生のお子さんがいる保護者の方におすすめです。

小学生はどれくらい勉強すべきか

小学生はどれくらい勉強すべきか。小学生のお子さんを持つ親なら誰でも気になることだと思います。ただたくさん勉強すればするほど良い、と言ったものではありません。むしろ誤った方向性に進んでしまうと努力が報われにくくなってしまいます。どれくらい勉強すべきかについてしっかり考えていきましょう。

小学生はたくさん遊ぶべき

小学生の勉強について考える上で大切なのは、まず第一に小学生はたくさん遊ぶべきと言うことです。いきなりそんなことを言うとツッコミが入りそうですが、とにかく子どもの成長には遊ぶことはとても大切です。子どもは遊びから、コミュニケーション能力・集中力・幅広い興味・根気強さ・チャレンジ精神といった非認知能力を身につけます。大きくなると小学生の時ほど熱中して遊ぶことはできなくなり、後になってから遊びで非認知能力を身につけることは困難です。今後の子どもの成長のためには小学生の時にしっかりとたくさん遊ぶことがとても重要です。

将来の伸び代の方が圧倒的に大きい

そして第二に将来の伸び代は圧倒的にとてつもなく大きい、と言うことを理解することが重要です。子どもの学力は中学校・高校と進むにつれて伸び代も大きくなり、飛躍的に成長していきます。小学校の時点での成績の差がほとんど問題にならないほど中学校・高校での伸び代は大きいのです。例え小学生の時に神童と言われるほど学習習熟が早かったとしても中学や高校で伸びなければあっという間に平均以下の学力になってしまいます。小学校の時に多少成績がいい悪い、学習が早い遅いと言うことよりも将来の伸び代の方が圧倒的に大切なのです。そのためにも勉強=楽しいと言うイメージを持つことが重要です。最低でも、勉強=辛い、嫌い といったイメージを持ってしまうと、将来の伸び代まで潰すことになりかねません。小学生の間に無理矢理机に向かわせるのは得策ではありません。

学校の宿題で最低限の勉強習慣を

とはいえ、最低限学校の宿題をきっちりやることで家庭で勉強する習慣をつけ、学校の授業にはついていける程度の学習習熟度は必要です。クラスで一番の学力をつける意味合いは薄いですが、学校のペースについて行けているかは手厚くフォローするようにしましょう。後から取り戻すのは大変ですし、何より勉強について行けないと授業中に辛い思いをすることになります。

興味のあることから家庭学習を始める

学校の宿題以外の家庭学習についてですが、お子さんの興味があるなら興味があることを勉強させる、という程度で良いかと思います。勉強することはプログラミングでも絵でも工作でも、興味があることなら何でもいいのです。何をすればいいか分からないと言う方は家でできる教材を試してみるのもいいでしょう。私は小学生の頃、進研ゼミ小学講座をやっていました。興味がある時期は楽しんでやるのですが、一度興味がなくなるとすっかりやらなくなります。そこで、やりたくなったら入りやりたくなくなったらやめる、というのを繰り返し付かず離れずでやっていました。その程度の付き合い方で十分なのです。せっかくお金を払ってやっているのだから全部やりなさい、なんて言ってもお子さんが勉強を嫌いになるだけです。まずは試してみる、そして楽しくなければ時期が早かったから出直す。それくらいのスタンスがちょうどいいのです。

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中学受験をすべきか

お子さんに中学受験をさせるかどうか、悩む方は多いと思います。周りが受験すると自分の子だけ乗り遅れるような気がして不安になるものです。しっかり遊ばせてあげたいけど将来のために勉強もさせたいと、悩みますよね。そんな方にも冷静にベストな選択ができるように私の体験から私見をお伝えします。

環境は大事

子どもの成長には環境は非常に大切な要因です。例えば、周囲が東大を目指し合格することが当たり前という環境で過ごせば、子どもは高い確率で東大に合格できる学力を自然と身につけます。そんなバカな、と思われるかもしれませんが現に私の大学時代の友人にはそんな人がたくさんいます。灘高校や開成高校といった名門校では、周りに流されて何となく勉強しているうちに気づいたら東大に来ていたということはよく聴く話です。それくらい子どもは周囲の環境の影響を受けます。中学・高校という子どもにとって多感で伸び代が大きな時期にいい環境で過ごすというのはとても大事なことです。

受験で勉強嫌いになってはマイナス

じゃあやっぱり中学受験すべきだね、というと実は必ずしもそうではありません。確かにいい環境に入ることは大事なことですが、そのための受験で勉強が嫌いになってしまってはむしろ長い人生ではマイナスの効果になります。無理矢理机に向かわせても学力は身につくものではありませんし、何とか受験に合格して入学できたとしても、入学後に周囲について行けずに劣等感を感じてしまってもいい影響は何一つありません。楽しんで中学受験を迎えられるお子さんであれば、目指してみる価値はあるのではないでしょうか。私の経験から申し上げれば、中学に入ってから少しずつ自分のやる気に応じて勉強量を増やしていくというやり方で十分に学力を身につけることができますし、もし行こうと思えば東大に行くことも十分可能です。

塾は必須ではない

同じように、必ずしも塾に通う必要はありません。もっと勉強したい、塾に行きたい、と言うお子さんであれば是非塾に通わせましょう。ただし、塾は嫌がるお子さんを無理矢理通わせるような場所ではありません。中学受験も学習塾も楽しんで取り組めるお子さんにとってはいい機会になりますが、必ず通わせなければならないものではないと言うことを理解し冷静に判断していきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。お子さんの勉強について考えるうえでは、興味・自主性が何よりも大切です。お子さんの将来のことを思うと親というのは不安になるものですが、何事も無理強いはいけません。お子さんの大切な才能と伸び代を潰してしまわないように、お子さんの興味関心と冷静に向き合い、判断していきましょう。ではまた!

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