東大に入ってよかった5つのこと

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やっほ〜!やまひこです。今回は東大に入ってよかった5つのことを紹介します。

やまひこ
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東大ってどんなとこか知りたい人・東大を目指すか悩んでいる人

東大を目指すモチベーションを上げたい人におすすめ!

私は東京大学(理科Ⅰ類)に入学し教養学部→工学部を経て東京大学大学院(工学系研究科)を卒業しました。駒場キャンパスで2年、本郷キャンパスで4年の計6年間を東大で過ごしました。社会人になって数年経った今振り返ってもよかったと思えることを紹介します。

①おもしろい人との出会いが多い

東大ではおもしろい人との出会いは圧倒的に多いです。毎年3000人程も入学者がいる総合大学です。そして日本中から優秀な学生が集まります。国立大学で授業料も比較的安いことからお金持ちの家庭の人から苦学生まで幅広くいます。出身や得意分野、家庭環境まで本当にさまざまで多様性があります。

優秀な学友から刺激をもらえる

そして何かに熱中できる力が強い人が多く、様々な特技や強い個性を持っています。〇〇日本一とか□□オリンピック金メダリストとかがゴロゴロいました。そんな同級生達から刺激を受けながら勉強することができます。私も田舎から上京して多くの出会いがあり、自分の世界が急激に広がったことを鮮明に覚えています。

教員も優秀

教員も優秀な人が多く、東大で教鞭を振るう教授・准教授はみんな何かの分野の第一人者です。(そして意外と授業に熱心)そんなすごい人たちから普通に授業を受けることができるのでものすごい刺激になります。ただし、すごい人ほど何を言っているのかわからないということもありました。それを感じ取るのもまた一興かもしれませんね笑。

卒業後の人脈

東大を卒業するということは、当たり前ですが大学での友達はみんな東大卒です。人間には一人でできることには限りがあります。自分一人が東大卒であることにはそこまで価値がないのかもしれません。しかし、大学での友達がみんな東大卒であることはすごいことです。将来色んな場所で活躍する学友と繋がれることはすごく価値があります。

②お金の設備があり質の高い教育を受けられる

東大では最高学府だけあって質の高い教育を受けることができます。その理由はお金の設備があるからです。科研費という研究費や国立大学運営交付金を見ても毎年東京大学が1位で最大割合を占めます。つまり、東大が日本で一番お金を使える大学だということです。お金が使えることが学生が教育や研究でできることは増えます。例えば、私が学部4年から修士2年までの3年間在籍した研究室では、教授が特にお金を取ってくるのが上手く、科研費・企業との共同研究などで予算を使うことができました。総額何億円もの実験装置・測定器を研究室で保有していて研究に使うことができました。予算によってできることが増え、質の高い教育を受けることができます。他の大学ではなかなか準備できない環境が東大にはあります。

③自信・自己肯定感が得られる

東大に入って一番よかったと思っていることは、入学するという過程で自信や自己肯定感を得ることができることです。東京大学は受験という側面から見ると難関大学で、簡単には入学できません。東大受験を突破したという経験そのものが大きな自信に繋がります。これは社会人になってからも私が大切にしている経験です。仕事で難しいことや大変なことがあっても、東大受験をやり切ったのだからきっと大丈夫と自信の根拠の一つになってくれます。

東大受験という経験

若いときに自分で目標を定めてどうすれば達成できるかを必死に考え、最後までやり切って結果を出す、というプロセスを経験できることはその後の人生で必ず役に立ちます。勉強は基本的には楽しいことだといつも発信していますが、目標に向かって努力する過程では必ず苦しい瞬間や不安を感じる時があります。それを乗り越えて成し遂げるからこそ大きな自信につながるのです。私も合格発表のときの緊張感と自分の受験番号を見つけた瞬間の感動は10年以上経った今でも鮮明に覚えています。達成感と充実感を感じ、やり切ったんだという自信に繋がった瞬間でした。

両親や恩師が喜んでくれる

それ以上に嬉しかったのは両親やお世話になった恩師がとても喜んでくれたことです。合格発表の時、母は泣いて喜んでいましたし、お世話になった方々に報告に行くと自分のように喜んでくれました。それだけ周りの支えや応援があったんだなぁと実感でき、周囲への感謝の気持ちと自己肯定感を高めてくれました。

④入学後に学部を決めることができる(進振り)

東京大学では最初の2年間は全員、教養学部に入ります。そして1年半学んだ時点で各学部学科に希望を出して3年生から学部配属になります。進学振り分け(通称:新振り)という制度です。

学んだ後決めるので後悔しにくい

この制度は大変素晴らしいものです。通常の大学では高校3年生で願書を提出する段階で学部と学科まで決めなければなりません。これでは自分の専門を決めるのに早すぎます。学部学科を選ぶとき大学の先輩や友達から話を聴くことはできず、授業内容も知らないまま決めるわけですから向き不向きがわかっていないまま自分の専門を決めてしまうことになります。

新振り制度なら入学後に授業を受けてみて自分の得意や興味を見つめ直すことができまし、先輩から色んな学部学科の情報を得た上で希望を出すことができるので自分の選択に後悔をしにくいです。

私の場合は高校3年生の時点では理学部物理学科に憧れを持っていました。当時物理という科目が好きだったことと、なんとなくニュースで見たノーベル賞受賞者をかっこいいと思ったことが理由でした。しかし、実際に入学して理学部物理学科の先輩や物理オリンピック金メダリストの同級生と接するうちにこれはついていけないなあと実感するようになりました。(大学での物理は高校のそれとは別ゲー)一方で理論よりも実用的なことを研究できて世の中の技術に活かせる工学部に興味を持つようになりました。卒業後の進路でも理学部は就職先が限られるという生々しい情報も得ることができ、結局工学部に進みました。もし高校3年生の時点で学部を選んでいたら、きっと後悔していたと思います。入学後に実際に学んだ後に学部選択をできるのは大きなメリットです。

2年間はリベラルアーツ

教養学部ではリベラルアーツを掲げ広く教養を学ぶことが求められます。「スペシャリストではなくジェネラリストであれ」と当時の総長はおっしゃっていました。2年間は専門分野にとらわれる事なく広く自分が興味がある授業を選択することができます。外国語をたくさん勉強するもよし、いち早くプログラミングを勉強するもよしです。自分の興味を広げることができる期間があるのは素晴らしいことです。

余談ですが、私は1年生の時なんとなく響きがかっこいいという理由で相対性理論の履修を決めて、テスト前に後悔したのがいい思い出です。

⑤就活が圧倒的に楽々

私の場合は就職活動というものが本当に楽でした。あまり活動せずに学科推薦によって今勤めている某メーカ(就職人気ランキング超上位)の内定をもらいました。

これは民間企業への就職に限った話です。博士課程に進んでポスドクとして大学に残り、准教授の椅子を狙うのは茨の道です。また、国家公務員1種の資格をとり官僚を目指すのもともて熾烈な競争です。ただ、修士課程を修了して民間企業に就職するということだけをを考えると、学部学科によって違いはありますがかなり楽だと言えます。

一般に就職活動をする人は説明会に応募して参加したり、OB訪問と言って希望する企業に勤める大学の先輩とアポイントを取って訪問する、というイベントをこなすことになります。そこで少しずつ自分をアピールしていき、一次面接・二次面接と進んでいって最終的に内定を貰うことになります。一方、私が所属していた研修室ではOBが研究室を訪問して学生に自分の会社を売り込むということが行われていました。学生はラフな格好でOBの話を聴き、興味を持てばその会社を見学し推薦を貰うという形でした。もちろん、学科と繋がりの深い企業に限った話で、外資系企業や学科と違う分野の会社を受けようとすればそうはいきません。それでも、時間と労力をかけすぎることなく内定がもらえるのは大きなメリットです。貴重な学生時代をインターン活動や就職活動に追われて過ごすのはあまりにもったいないです。貴重な時間を自分の好きな活動に費やすことができるという意味でも東大はとても有利なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私が東大に入ってよかったと思うことを5つ紹介しました。今回紹介した5つのことがいいなと思った方は東大を目指す価値はあると思います。全力でやり切ればきっと結果はついてきます。皆さんの選択と努力が10年後に振り返った時に輝かしい思い出となることを願っています。

ではまた!

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東大卒エンジニアやまひこ やっほ~山小屋

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