やっほ〜!やまひこです。今回はストレスとの向き合い方について考えてみます。
皆さんは日々の仕事でストレスを感じますか?私はめちゃくちゃ感じます。。。会社勤めの仕事ではやりたくないこともやらなくてはいけないですからね。そこでストレスとうまく向き合う方法について考えて見ます。
なぜストレスと感じるか
現代はストレス社会と言われるほど日常にストレスが満ちていますね。こんなにも発展して豊かな社会になったのに、なぜ未だに人間はストレスを感じるのでしょうか。
生き延びるためにストレスを感じる
人間は生き延びるためにストレスを感じるようにできています。いやいや、ストレスが原因で健康を崩したり自殺する人もいるじゃん・・・という気がしますが、実はそれは現代のたった数十年の話。人類の25万年という歴史で考えるとほとんどの期間は私たちは外敵や感染症といった脅威に晒されて生きてきました。
そんな危険を素早く察知して行動できるように、わずかな兆候を発見すると緊張状態になります。これがストレスの正体です。25万年間のほとんどの期間は脅威から身を守ることができなければ生き残れません。ストレスを強く感じることができる人ほど生き残る確率が高かったのです。
そして今の私たちはそんな祖先の生き残りです。25万年、1万世代にもわたって私たちの祖先は誰も子どもを設ける前に死ななかったということです。そう考えると私たちが生まれてきたのはまさに奇跡ですね。この1万世代の間、ストレスを感じる力が強いほど危険を察知できて生き残る確率が高いサバイバルを続けてきたわけですから、現代の私たちは当然その遺伝子を受け継ぎストレスを感じる力が強いというわけです。
火災報知器の原理
人間の脳というのは火災報知器と一緒で過敏にストレスに反応するようにできています。料理が少し焦げたくらいで火災報知器が誤って作動したとしても、大した被害はありません。音がうるさくてびっくりするし止めるのが煩わしい程度で済みます。しかし、いざ火災が発生したのに火災報知器が作動しないと逃げ遅れて死んでしまいますよね。だから火災報知器は一回くらい多くなってもいいから確実になったほうがいいのです。
ストレスも同じでたとえ過敏に反応したとしても危険を察知でないよりはよっぽど良く、すこし多くストレスを感じたりパニックを起こしてもいいという理屈になります。
しかし、ここで困るのが現代を生きる私たちです。現代では命に直結するような重大な危機はほとんどありません。上司から問い詰められたとしても、顧客から苦情が届いたとしても私たちの身に危険はないですよね。しかし、25万年前のサバンナでの生活から培ってきた、よりストレスを過敏に感じ取る能力によって私たちはストレスを感じ過ぎてしまうのです。
脳は1万年やそこらで進化することができないので生物学的には、私たちの脳はサバンナでのサバイバル生活に適応した状態というわけです。
ストレスとの向き合い方
じゃあ今を生きる私たちはどうすればいいのでしょうか。ストレスと向き合うために必要なことは、脳を理解することと運動をすることです。
脳を理解する
まず脳を理解することが大切です。私たちの脳はサバイバル生活で身を守るために不安やストレスを感じているんだと理解するのです。不安やストレスを生物学の見地から捉えることで俯瞰して事態を捉えることができます。
仕事で強いプレッシャーがかかり押しつぶされそうになったときに、脳の特性や機能のために自分がストレスを感じているんだな、命の危険はないなと考えることができれば少しは冷静に対処できそうですよね。
また、息を吐くことで副交感神経が優勢になり心が落ち着く働きをします。ゆっくり息を吐く深呼吸をすることは有効です。
さらに前頭葉が活発になると、偏兆体が落ち着くという特性があります。強い不安を感じたりパニックに陥りそうになったときは自分の感情や状態を言葉で表現すると少し冷静になることができるのです。
このように脳を理解することで、冷静でいられることがあります。
運動をする
私たちの祖先は1日に1万5千歩から1万8千歩ほど歩いたと言われています。現代に生きる私たちは5千から6千歩程度しか歩いていません。圧倒的に現代は運動不足です。
運動をすることで心拍数が上がった状態に脳を慣らすことができます。ストレスによって心拍数が上がったときにそれは大したことではないよ、と運動が脳に教えることができるのです。
さらに私たちの祖先は体のコンディションが良好なときはストレスの感度を上げすぎなくても生き延びることができました。感染症にかかるリスクや外敵から逃げ切る可能性が高かったのです。だから脳は体のコンディションが良い時はストレスは過敏に感じないようにできているのです。
結局定期的に運動するのが、ストレスと向き合うのに非常に有効な手段ですね。1日に20分のウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。
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